花と雨(映画) 感想
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ちなみに、ガリーボーイとは違って都内に家もあるし、元々イギリスにいた帰国子女なわけで、バトルでディスられているようにボンボンである
ただ、そのバトルでディスってきたやつもボンボンなので「てめーもボンボンじゃねーかよ」と言い返してほしかったな
そのあとの飛び蹴りはまあまあ
でも、スラムだろうがなかろうが、居場所がないというか、何かを渇望する若者というのは、自分の過去も省みても、国とか宗教とか、そういうのも超えて存在するんだな、とはおもった
自分の中では富田克也監督のサウダーヂの田我流がシャッター商店街でラップするところが日本のベストラップシーンだと今でもおもってるんだけど、花と雨のラスト、公園で目が覚めて歩きながらラップしはじめるところは震えるほどカッコよかった 役作りのためか、撮影前に SEEDA さんと2人でドライブに行ったエピソードがパンフレットに載ってたけど、根性あるなあ、とおもってしまった 自分には怖くて無理
途中で友達とラップ風に会話するところもよかったな
前半のパートでは敢えてなのかラップするシーンが意図的にカットされていた気がする
みおわってからいろいろ読んだ感じからすると、バイリンガルなスタイルから花と雨スタイルになっていく〜みたいなところまで映画的にみれたら面白いんでは?とおもってしまったけど、そこは切って人間にフォーカスしてきたな〜と
そこはフォードvフェラーリにも通じるところで、こっちもクルマとかル・マンのことをもっとやってくれてもよかったのに人間、しかも2人の人間に焦点を絞りきったのが良かったのかもしれない 説明過多になりすぎないようにするためか、かなり削ぎ落とされててソリッドな感じ
正直途中何が起きてるかわからんところもあった
葬式?のとことか?
松尾貴史さん演じる大学のスカしたセンセイみたいなヤツ、イヤだったな〜 こういう役も引き受けてくれる松尾さんの懐よ、とみながらおもってしまった
お父さんもイヤだったな〜
「こんな日ぐらい新聞はやめてよ〜」とか
「呑気だな」じゃね〜よ〜〜とか
お母さんも結構イヤだった
リアル、といってもリアルがどんなもんかは知らないのでそれっぽい、というだけだが...
虫が湧いてサイアク!とか、定期的に水やりして、剪定して〜みたいなのは農家と変わらんのだなあ、みたいな